花のイメージ

名店や老舗が監修するおせちは毎年人気を集めていますが、中には「料亭のおせち」というのがあります。

でも、料亭ってなんでしょう?

この記事では、料亭について調べてみたので簡単にまとめてみました。

料亭は「おもてなし」から生まれたお店

江戸時代、城下町の武家階級で客人を招く規模が大きくなる場合、自宅ではなく宴会を専門とするお店を利用するようになったのが料亭の始まりです。

明治期に入ると、没落して空き家となった大きな武家屋敷が買い取られて料亭に変わることもあったみたいですよ。

京都の料亭は幕末の志士と呼ばれる人たちが利用することが多く、歴史の舞台に深くかかわるお店が多いのも特徴の一つです。

元々が「もてなし」の文化から生まれたお店なので、提供されるのは料理だけでなく、お座敷などの個室が用意されていて、女将や仲居が客をもてなすスタイルになっています。

もちろん、宴席によっては芸妓さんが接待することもあります。

お店によっては、料理は外部から配達されるという場合もあるようです。

料亭のもてなしにはどんなものがある?

玄関前には打ち水がされ、盛り塩が置かれます。

打ち水というのは、茶道のお作法の一つで、お客を迎える亭主は、準備がすべて整うと露地に打ち水をして清めます。客人は、水がうたれているのを確認して茶会の席へ向かいます。

料亭はこのお作法に習っているわけですね。

玄関前にはさらに蹲(つくばい)をこしらえて、茶室のような演出をしている所もあるようです。

そして、敷地には大きな庭があり、部屋へ向かう廊下から春夏秋冬の変化を目にすることができます。

お部屋は茶室の要素を取り入れた日本建築様式の一つ「数寄屋造り」になっていて、伝統的な和の様式美に歴史的な調度品が整えられています。

また、お料理に使われる器に季節や料理に合わせて産地や素材を吟味されるのも、最高の雰囲気の中で客に楽しいひとときを過ごしてもらうためのもてなしの一つです。