
ディズニープレミアム四段重、2017年度バージョンは黒地に金片が華やか
前年度のお重から、日本の伝統美を感じさせるシックなデザインになったプレミアム四段重ですが、2017年度版は伝統的な「黒」がさらに引き立つ金模様が施されたデザインで登場しています。
お正月らしい外黒内朱(そとくろうちしゅ)の色彩です。
金片をまき散らしたような模様はシンプルですが、黒と金の対比が華やかですよ。
お正月に映える「黒」と「朱」、色彩の由来

お料理が映える外黒内朱(そとくろうちしゅ)のデザインです
ベルメゾンの2017年度ディズニーおせちのプレミアム四段重は、外側が黒、内側が赤と、伝統的な外黒内朱の色合いでデザインされています。
昔からお正月の定番と言える色合いですが、これは漆塗の制約からきた色合いでもあるんですよ。
昔から伝わる漆の色は、「黒」、「朱」、「白」の3種類。それぞれ、漆に顔料を混ぜることで作りだされます。
今でこそ黄色、青色、緑色、紫色とカラフルなバリエーションがありますが、もともと漆には薄い褐色が入っているため、赤や黒以外はきれいな発色が難しいんですね。
カラフルな漆が誕生したのも、明治以降の新しい技術によってです。
昔から伝わる白漆には「白」と名前が付いていますが、「White」の白ではなく、ミルクティーのようなベージュ色をしているんですよ。
しかも顔料の混ぜ方、塗る際の温度や湿度によって、色合いが全く違ったものになってしまうという特徴があります。
つまり、一定した同じ色を作ることができないのが「白漆」なんですね。
こうした事情から、お正月の漆の色として赤や黒が選ばれたのは自然の流れと言えます。
では、赤と黒は仕方なく選ばれたのかというと、実はそうではないのかもしれません。
というのも、日本語の「赤」の語源は「明かし」で、光に関わる言葉から生まれた言葉なのです。英語の「red」が、blood(血)を語源にしているのと違って、光を表しているんですね。
漆の黒は「漆黒」とも表現されて、一寸先も見えない暗闇をイメージさせますが、「明かし」の赤を重ねることで、闇にさす光、夜明けをイメージさせてくれます。
そういうことを考えると、外黒内朱の重箱は、一年の始まりを祝う新年の食卓にぴったりの器と言えそうです。
今年度もいますよ!金片の中は要注目!
- 帯状の模様が一層華やか
- 帯状の模様は与段にまたがってつながっています
- 反対側の角にはミッキーのシルエット
(画像をクリックすると、もう少し大きな画像で見ることができます。戻るときはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってくださいね)
そんなわけで、内側の朱色と外側の黒色の対比が華やかな2017年度デザインです。
重箱の一つ一つに縁金が施された丁寧なつくりで、高級感がありますよ。
帯状の金片が星屑のようで、一層華やかな雰囲気なのですが… なんかここ、「いかにも隠れてそう」って気がしません?
そうなんです、いるんです。例のごとく隠れミッキーが(笑)
- 蓋のとこにも隠れています
- 側面にもいますよ
- さらにはミッキーのシルエットにも!
(画像をクリックすると、もう少し大きな画像で見ることができます。戻るときはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってくださいね)
蓋のとことか、お重の側面とか、ミッキーのシルエットを形作っているところとか要注意。
「ほら、ここです、ここ」と、スタッフの方に教わりながら写真を撮ってみたんですけど、わかります?
スタッフの方にも見つけきれていないミッキーがいるらしいんですけど… これはねー、ちょっと今年度はかなり難易度が高いんじゃないかな。
年々、微妙に難易度が上がってますよね(汗)
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