冷凍おせち

冷凍おせちは凍った状態で届きます。このため、解凍するひと手間が必要です。

解凍方法は、おせちに同封されているリーフレットに書かれているので、おせちが届いたら、まずリーフレットで解凍時間を確認します。そして、その方法に従うのが基本です。

一応、解凍時間を確保して届けられていると思いますが、年末の道路事情によっては遅れてしまうこともあります。こんなとき、時間がないからといって、電子レンジなどを使うのはNG。パサパサになったり、水っぽくなったりして台無しになってしまいます。

基本は、生ものからドリップ(食品から出てくる水)が出ないように、低温でゆっくり解凍することが大切です。

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上手に解凍する技1:冷蔵庫内は必要以上に冷やさない

うっかりやってしまうことですが、夏場、温度設定を「強」にしたまま放置していると、冬は冷蔵庫内が冷え過ぎていることがあります。

この状態でおせちの解凍をしようとすると、なかなか解凍が進まず、食べる時間になっても凍ったままということになってしまいます。冬は外気温が低いので食材も傷みにくいもの。冷蔵庫内を必要以上に冷やす必要はありません。

ちなみに、冷蔵庫内の最適温度は以下のとおり。この温度を目安に温度設定するのがおすすめです。

冷蔵室 1~5℃
冷凍室 -18~-22℃

また、おせちを解凍するときは、温度にムラがあるとうまく解凍できないことがあります。冷蔵庫内の詰め込みすぎは避け、整理整頓をして冷気の通り道を確保します。

送風口の前は塞がないように、物の配置にも気を付けます。

上手に解凍する技2:冷暗所はあくまでも冷暗所。暖房がきいた場所には置かない

「時間がない!」そんなときは、ついやってしまいそうですが、暖房のきいた部屋では温度が高すぎるので食材にダメージを与えてしまいます。水っぽくなったりする原因にもなるので、冷暗所で解凍するのがおすすめです。

JIS規格によると、冷所は1~15℃と定められています。

大体この温度で保たれて、直射日光が当たらない場所がおせちを解凍するのに適した冷暗所となります。

ただ、どうしても冷蔵庫と違って温度ムラが発生しやすいので、解凍がうまく進んでいるか時々確認するのがおすすめです。

※特にカニなどは温度ムラがない状態でじっくり時間をかけて解凍する必要があるので、できるだけ冷蔵庫で解凍するのがおすすめです

上手に解凍する技3:真剣に時間がない! そんなときには重箱をバラす

通常、おせちを解凍するときは、重箱を重ねたまま風呂敷に包んだ状態で行うのですが、どうしても時間がない場合は重箱を一段ずつ外して解凍する方法があります。

それぞれ軽くラップをして、具材が乾燥してしまわないように注意します。

この場合は目安の時間がわからなくなってしまうので、時々様子を確認するのがおすすめです。

上手に解凍する技4:ドリップが出たら取る!

肉や魚を解凍したとき、ドリップが出てくることがあります。これは、細胞内の血や旨味を含んだ水分です。

冷凍時や解凍時に細胞にダメージを受けた食品に発生しやすく、解凍するときに壊れた細胞膜のすき間から水分が流れ出てきてしまうのです。

近年の冷凍技術はかなり発達しているので、低温でゆっくり解凍すればドリップが出ることはほとんどないのですが、もしドリップが出てくるようなら必ず拭きとります。あまりひどいようなら、リードなどのクッキングペーパーで包んでドリップを吸い取ってしまうのも一案です。

ドリップをそのまま放置していると、食品の色が悪くなり、においや味の悪さにつながってしまいます。

上手に解凍する技5:時間稼ぎをするのもおすすめ

つまり、解凍が完了するまで、食べる人の時間を稼ぐわけですが。これはもう最終手段ですね(汗)

そろそろおせちを食べたいんだけど、まだ凍ってる部分がある… そんなときは慌てずに、おつまみやお酒の準備を先にして、おせちが登場する時間を稼ぐのも1つの手です。

いざというときのために、おせちとは別にオードブルなどを準備しておくと便利ですよ。

解凍時間はおせちによって違いますが、半日から1日はかかると思って、早め早めに逆算して行動するのがおすすめです。